
VOVリフト
VOVリフト
VOVリフトとは、VOVlift Premium(ボブリフト・プレミアム)と呼ばれるスレッドリフト(糸リフト)の一種です。
これは、体内で安全に吸収されるPCL(ポリカプロラクトン)素材で作られた特殊な糸を皮下に挿入し、お顔のたるみを強力に引き上げる施術です。
糸リフトは、メスを使って皮膚を切開する外科的なフェイスリフトとは異なり、短いダウンタイムでリフトアップ効果が期待できるのが大きな特長です。
VOVリフトは、その柔軟性と強度、そして持続期間の長さから、特に初めて糸リフトを検討される方や、軽度のたるみの予防を目的とされる方(20代〜30代前半など)にも選びやすい治療です。
VOVリフトで使用されるPCL素材の糸には、コグ(棘のような突起物)が成形されており、このコグが皮下の組織にしっかりと引っかかることで、たるんだ皮膚を物理的に引き上げます。
さらに、挿入された糸の周囲では、異物刺激によりコラーゲン生成が促進されます。このコラーゲンが肌のハリや弾力を内側からサポートするため、リフトアップと同時に美肌効果も期待できます。
VOVリフトの糸の素材であるPCL(ポリカプロラクトン)は、従来の吸収性の糸素材(PDOやPLLAなど)と比較して分解速度が遅いことが大きな特徴です。
これにより、効果の持続期間が長く、個人差はありますが約2〜3年ほど(24ヶ月〜36ヶ月)の長期的なキープ力が期待されます。
PCLは、体内で色素などが蓄積されることなく、100%完全に分解・吸収されるため、安全性の高さも特筆すべき点です。
VOVリフトの糸は、特殊な**「プレス成形技術」という特許技術を用いて製造されています。
この技術により、コグと糸が一体となり、で強度を最大限に高められるため、高いけん引力でしっかりとリフトアップさせることが可能です。
また、従来の糸リフトで痛みを感じやすかった要因の一つであるコグの先端は、VOVリフトでは丸く加工されている**ため、挿入時の痛みが軽減される設計となっています。
VOVリフトは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器(未承認医薬品)です。
しかし、諸外国においては、FDA(米国食品医薬品局)承認やCEマーク取得(EU加盟国へ輸出する際の安全基準条件)、MFDS(韓国食品医薬品安全省)認証など、その安全性が認められている製品です。
当院では国内代理店経由で入手しています。国内に同一の成分や性能を有する承認医薬品等はありません。
40代の症例(糸リフト・ヒアルロン酸・ショッピングスレッド)
40代の症例(糸リフト)
50代の症例(糸リフト+ヒアルロン酸)
糸の挿入や麻酔の影響で、施術後に腫れやむくみが生じることがあります。症例:1週間程度で落ち着きます。
麻酔が切れると、つっぱり感のような痛みや違和感を感じることがあります。症例:1週間〜1か月程度で落ち着く傾向があります。痛みが強い場合は処方された痛み止めで対処可能です。
糸の挿入部に内出血が生じるケースがあります。症例:1〜3週間程度で落ち着き、メイクで隠せる程度です。
糸で引き上げた部分に一時的な窪みや引きつれが起きることがあります。症例:糸が馴染むと自然に目立たなくなり、通常1か月程度で落ち着きます。
稀に糸を挿入した部位に発赤、熱感などの症状が現れることがあります。
アレルギー反応、血流障害、肉芽腫、糸の露出、凸凹感、左右非対称などがごく稀に生じる可能性があります。
※以下の方は、治療できない場合があります。
・妊娠中、授乳中の方
・ケロイド体質の方
・「金の糸」を使った施術を受けたことがある方
・自己免疫疾患をお持ちの方
・全身性の疾患(糖尿病や高血圧など)をお持ちの方
・血がサラサラになる薬を内服中の方
※問診の内容、医師の診察時の総合的な判断により治療できない場合があります。
施術の際は、直前にメイクを落としていただきます。
事前に針を挿入するところや糸が通る箇所に表面麻酔(局所麻酔)を行います。
針で複数回、皮膚に特殊構造を持つ溶ける糸を挿入していきます。
アフターケアのご説明
施術直後は、レーザーなどの施術を控えるようにしてください。
内出血が生じた場合にも、消失するまでは安静にしてください。
施術をした患部を除いて頂ければ、当日からメイクをしても問題はありません。
当日からシャワーや入浴もできますが、施術をした患部は刺激を与えないようにしてください。
いつも通りの生活をしていただけます。
但し、1週間程度は「強いマッサージ」、「激しい運動」、「過度な飲酒や喫煙」などは控えてください。
医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
国内代理店経由になります。
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
CEマーク取得(EU加盟国へ輸出する際の安全基準条件)、FDA(米国食品医薬品局)承認、MFDS(韓国食品医薬品安全省)認証