コアトックス(CORETOX)について
コアトックス(CORETOX)とは?
次世代の精製型ボツリヌストキシン製剤
コアトックス(CORETOX)は、韓国のMedytox社が開発したA型ボツリヌストキシン製剤です。従来の製剤に比べて、高純度に精製されていることが大きな特徴であり、「次世代ボトックス」とも呼ばれています。これは、ボツリヌス毒素本体(150kDa)以外の複合タンパク質やヒト血清アルブミンなどの付随物質が徹底的に除去されているためです。この高純度な構造により、繰り返し施術を受ける患者様が抱える「抗体ができて効きにくくなる」という懸念への対策が期待されています。
長期的な美しさを支える抗体リスクの低減
ボツリヌストキシン治療は、表情じわの予防や改善、小顔、多汗症など、長期的に継続して行うことが多い治療です。しかし、従来の製剤に含まれる複合タンパク質を体が「異物」と認識し、中和抗体が作られると、薬剤の効果が減弱したり、まったく効かなくなってしまう可能性があります。コアトックスは、この複合タンパク質を含まないため、理論上は抗体ができにくく、長期にわたり安定した効果を維持する可能性が高まると考えられています。
コアトックスの特徴
高純度な構造:複合タンパク質や動物由来成分を含まない設計
コアトックスは、毒素本体のみを使用する精製型製剤です。従来のボツリヌス製剤の多くは、安定化のために複合タンパク質やヒト血清アルブミンを含んでいました。コアトックスは、これらの耐性原因物質や動物由来成分を使用せず、植物由来のポリペプチドなどで安定化されています。この設計により、抗体産生のリスクが低減され、特に継続的な治療を希望される方に適していると考えられます。
多様な美容の悩みに対応
コアトックスは、筋肉の過剰な動きを抑えるというA型ボツリヌストキシン本来の作用により、幅広い美容の悩みに応用されています。
・表情じわの改善
額、眉間、目尻など、表情筋の動きによって生じるしわを和らげ、自然な表情を保ちながら目立たなくすることが期待されます。
・フェイスラインの引き締め
発達した咬筋(エラ)に注入することで、筋肉のボリュームを抑え、小顔効果が期待できます。
・体型の悩み
ふくらはぎの筋肉や、慢性的な肩のこりに対しても、筋肉の緊張を緩めることで改善効果が報告されています。
・多汗症の軽減
汗腺の活動を抑えることで、ワキや手足の多汗症の症状を軽減する目的でも使用されます。
信頼性の高い菌株「Hall hyper」を採用
コアトックスに使用されているボツリヌス毒素は、世界的に広く使用実績のある製剤と同じ「Type A Hall hyper」菌株を採用しています。この有効成分自体については、信頼性が確保されていると言えます。
コアトックスの使用機器・薬剤
コアトックス(CORETOX)
コアトックスは、韓国Medytox社によって開発されたA型ボツリヌストキシン製剤です。韓国MFDS(食品医薬品安全処)の認可を受けていますが、日本国内では医薬品医療機器等法に基づく承認を受けていない未承認医薬品です。当院では、この製剤を医師が個人輸入により入手し、治療に使用しています。国内で同一の成分・性能を有する承認医薬品はありませんが、海外ではその有効性と安全性が認められています。
コアトックスは、このような方にオススメ
• ボツリヌストキシン治療を長期間継続したい方
• 過去にボツリヌストキシン注射で効果が弱くなったと感じる方
• 表情じわ(額、眉間、目尻など)を改善したい方
• エラ張りを改善し、小顔効果を期待したい方
• 多汗症やふくらはぎのボリュームダウンを希望される方
• 製剤に含まれるヒト血清アルブミンや動物由来成分の使用に不安がある方
コアトックスのリスク・副作用について
コアトックスを含むボツリヌス毒素製剤の主なリスク・副作用には、以下のような症状が報告されています。
・症状
注射部位に赤み、腫れ、内出血があらわれることがあります。また、施術後数日間は一時的な突っ張り感や違和感を感じることがあります。まれに、表情や筋活動の回復時に左右差が生じる可能性も指摘されています。
・症例
これらの症状は一時的なものであり、数日〜1週間程度で自然に改善し、落ち着きます。
コアトックスの治療の流れ
1. 治療前
当院の医師による丁寧なカウンセリングと診察を実施します。患者様のお悩み、筋肉の動き、表情のクセなどを詳細に確認し、最適な注入部位、注入量(単位数)、製剤の種類を決定します。持病や服用中の薬についても確認し、安全に施術が可能か判断します。
2. 治療当日
施術部位をクーリングなどにより冷やし、痛みを軽減する工夫を行います。極細針を使用し、決定した設計に基づき、筋肉の動きの方向や深さを考慮しながら薬剤を正確かつ丁寧に注入します。実際の施術時間は5分から10分程度で終了することが一般的です。
3. 他の美容施術との併用
ボツリヌストキシンは熱に弱い性質を持つため、施術後すぐに高周波(RF)や高密度焦点式超音波(HIFU)などの高温施術を受けた場合、効果が減弱する可能性があります。そのため、熱を加える施術の併用を検討される場合は、適切な間隔を空けるよう医師がご提案します。
4. アフターケアのご説明
施術後は、止血を確認し、ダウンタイムや今後の経過についてご説明します。当日は注射部位を強くマッサージすること、飲酒、激しい運動は控えるようにお願いしています。
5. 治療後
注射部位の赤みや内出血は通常、数日で改善に向かいます。メイクや洗顔は当日から可能です。効果は注射後2〜3日ほどで出始め、2〜3週間で最大となります。効果の持続は一般的に4〜5カ月程度とされていますが、部位や個人差があります。
コアトックスを受けられない人
• 妊娠中、または授乳中の方
• 重症筋無力症、ランバート・イートン症候群などの神経・筋疾患がある方
• 筋弛緩薬やアミノグリコシド系抗生剤を服用中の方
• 他のボツリヌス製剤の注射を極端に短期間(2か月間隔など)に頻回に受けている方
• 過去にボツリヌストキシン製剤に対してアレルギーを生じたことがある方
• 治療部位に皮膚炎や感染症がある方
コアトックスのよくあるご質問
Q1. 効果はいつから出始めますか?
A. 一般的なA型ボツリヌス毒素製剤と同様に、注射後2〜3日ほどで効果があらわれ始め、2〜3週間で効果が最大になるとされています。効果のあらわれ方には個人差があります。
Q2. コアトックスと従来のボトックスの違いは何ですか?
A. 従来のボトックス製剤には、毒素本体のほかに複合タンパク質やヒト血清アルブミンが含まれている場合がありますが、コアトックスはこれらを含まない高純度な精製型製剤であることが大きな違いです。これにより、抗体ができにくく、長期的に安定した効果が期待できるとされています。
Q3. 治療間隔はどのくらいが適切ですか?
A. 効果は一般的に4〜5カ月程度持続するとされていますが、部位や筋肉の強さによって個人差があります。継続して効果を維持したい場合は、効果が完全に切れる前、3〜4か月ごとの再注射が推奨されることが多いです。適切な間隔は医師が患者様の状態を見て判断いたします。
Q4. ダウンタイムはありますか?
A. ダウンタイムはほとんどありません。注射部位に赤みや内出血が出る場合がありますが、通常は数日〜1週間程度で自然に改善します。メイクは当日から可能です。
Q5. コアトックスは日本国内で承認されていますか?
A. コアトックスは、韓国の医薬品規制機関であるMFDSによって承認されていますが、日本国内では医薬品医療機器等法に基づく承認を受けていない未承認医薬品です。当院では、医師が個人輸入により入手し、患者様に提供しています。
⑅ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⑅
📍自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック
東京都目黒区自由が丘2-11-21 Newno自由が丘4階
📞03-6421-4073
📒営業時間 9:30~17:30
(最終受付: 17:00、カウンセリングは16:30)
定休日: 日曜日と平日1日(不定休)
⑅ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ⑅






