「バーティカルリフト」 顔を“縦方向”に引き上げる糸リフトによるリフトアップ治療
年齢とともに顔全体のたるみが気になるようになったとき、
「糸リフト」という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
従来の糸リフトが“横方向”のリフトアップを中心としていたのに対し、
注目されているのが、“縦方向（バーティカル）”に引き上げるのが「バーティカルリフト」です。
フェイスラインだけでなく、頬や口元、マリオネットラインまで立体的にリフトアップできるため、
より自然で若々しい印象を取り戻すことが可能です。
バーティカルリフトとは？
顔を下から上へ“縦方向”に引き上げる糸リフト治療です。
従来の糸リフトが「外側」へ引く（＝横方向）デザインが多かったのに対し、
バーティカルリフトは顔の重力方向に逆らうように、真上方向へリフトアップするのが特徴です。
これにより、フェイスラインのもたつきだけでなく、
頬の位置や口角、ほうれい線の深さにもアプローチが可能です。
単に「引き上げる」のではなく、顔全体の重心を高く整える治療法として用いられます。
使用するのは、医療用の吸収性スレッド（溶ける糸）
糸には微細な“コグ（トゲ状の突起）”がついており、皮下組織をしっかりとホールド。
物理的に皮膚を引き上げると同時に、糸が吸収される過程でコラーゲン生成を促進します。
このダブル効果により、
即時的なリフトアップ効果や数ヶ月後のハリ・弾力アップが得られる点が大きな特徴です。
バーティカルリフトの特徴と効果
自然な若返り効果
不自然な引きつりがなく、ナチュラルで立体的な仕上がり。
たるみ・ほうれい線・マリオネットラインの改善
縦方向のリフトにより、下方向へ落ちた組織を根本から引き上げます。
フェイスラインの再構築
下顔面のもたつきや輪郭の崩れを整え、シャープな印象に。
肌質改善効果
糸の刺激でコラーゲン産生が促され、肌全体にハリが生まれます。
このような方におすすめ
フェイスラインのもたつきが気になる
頬や口元のたるみが目立ってきた
ほうれい線、マリオネットラインを目立たなくしたい
切らずにリフトアップをしたい
自然な変化で若返りたい
施術の流れ
カウンセリング
医師が顔のたるみの方向とバランスを見極め、糸の挿入方向をデザインします。
麻酔（局所またはクリーム）
痛みを最小限に抑えます。
糸の挿入
専用のカニューレを使用し、皮下に糸を挿入して引き上げます。
微調整
左右差を確認しながら、自然なラインを整えます。
クーリング
施術後の腫れを抑えるために冷却を行います。
施術時間は30～60分程度で、腫れや軽い痛みは数日で落ち着き、日常生活への影響も最小限です。
組み合わせ治療でより高い効果を
バーティカルリフトは単独でも高い効果がありますが、
たるみの進行度や皮膚の厚みによっては、
HIFU（ハイフ）・ヒアルロン酸注入・スキンタイトニングレーザーなどを
併用することで、より自然で長期的なリフトアップが期待できます。
医師からのアドバイス
バーティカルリフトは「糸の入れ方」「層」「方向」が結果を左右します。
同じ糸を使っても、医師のデザイン力と技術によって仕上がりは大きく異なります。
特に、縦方向に引き上げるバーティカルリフトは、
リフト効果と自然さの両立を実現できる一方で、
解剖学的な知識と経験が求められる治療です。
たるみの状態や希望の仕上がりに合わせて、
最適な糸の種類・本数・挿入方向を提案させていただきます。
バーティカルリフトが気になる方は、お気軽にご相談ください。
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