肝斑治療とピコトーニング|自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック|自由が丘にある美容外科・美容皮膚科・婦人科形成クリニック

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コラム

肝斑治療とピコトーニング|自由が丘ウェルエイジングビューティークリニック|自由が丘にある美容外科・美容皮膚科・婦人科形成クリニック

肝斑治療とピコトーニング

1. 肝斑とは何か

肝斑(かんぱん)は、顔面に発生する色素沈着の一種で、特に頬、額、鼻、上唇などに左右対称に出現する茶色や黒褐色のシミです。医学的には「メラスマ」とも呼ばれ、主に中年女性に多く見られます。

  – 肝斑の定義と症状

-定義

 肝斑(かんぱん)は、顔面に現れる後天性の色素沈着異常で、特に頬、額、上唇、鼻梁などに対称的に出現します。主に成人女性に多く見られ、ホルモンバランスの変化、紫外線、遺伝的要因が関与しています。

-症状

– 色素斑:肌の色よりも濃い茶色や灰色の斑点が顔面に現れる。

– 対称性:両側の頬や額などに対称的に現れることが多い。

– 輪郭がはっきりしない:色素斑の境界がぼんやりしていることがある。

– 慢性経過:症状が長期間続く傾向があり、季節や環境の変化で悪化することがある。

– 無痛:物理的な痛みやかゆみは通常伴わない。

 

 – 肝斑の原因(ホルモンバランス、遺伝、紫外線など)

肝斑の正確な原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています:

– ホルモン:女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)のバランスの乱れが肝斑の発症に大きく関与しています。妊娠中や経口避妊薬の使用、ホルモン療法などが関係しています。

– 紫外線:UV光線がメラニンの生成を促進し、肝斑を悪化させます。適切な日焼け対策が重要です。

– 遺伝的要因:家族歴がある場合、発症リスクが高まります。

– 外的刺激:摩擦や熱などの皮膚への刺激も肝斑の悪化要因となることがあります。

2. 従来の肝斑治療法

-トラネキサム酸やハイドロキノンの使用

従来の肝斑治療には、トラネキサム酸やハイドロキノンといった薬剤がよく使用されます。これらの治療法にはどのような効果があり、どのように働くのかを見ていきましょう。

-トラネキサム酸

トラネキサム酸は、抗プラスミン作用を持つ薬剤で、本来は止血剤として使用されていました。しかし、近年ではその抗炎症作用やメラニン生成の抑制効果が注目され、肝斑治療にも応用されています。研究によると、トラネキサム酸はメラニンの生成を抑えるだけでなく、紫外線による炎症を軽減する作用もあります。これにより、色素沈着の予防と改善が期待できます。実際、トラネキサム酸を内服することで、肝斑の色素沈着が改善されることが多くの臨床試験で確認されています。

-ハイドロキノン

ハイドロキノンは、皮膚の漂白剤として長い歴史を持つ薬剤です。皮膚のメラニン生成を抑制し、既に存在する色素斑を薄くする効果があります。ハイドロキノンは、チロシナーゼという酵素の働きを抑えることでメラニンの生成を抑制します。これにより、肝斑だけでなく、他の色素沈着症にも効果的です。多くの研究で、ハイドロキノンを含むクリームの使用により、肝斑が顕著に改善されることが示されています。ただし、長期使用による皮膚刺激や白斑(皮膚の一部が白くなる現象)、薬剤耐性などの副作用には注意が必要です。

– 施術(レーザートーニングなど) 

レーザートーニングとは、レーザーを用いた色素沈着治療の一種で、特にQスイッチNd:YAGレーザーが使用されます。このレーザーは特定の波長(1064nm)を使用し、メラニンをターゲットにして色素沈着を破壊します。低出力で連続的に照射することで、皮膚に過度なダメージを与えることなく、徐々に色素を薄くしていく方法です。
  ヤグレーザートーニングは、適切に使用すれば安全性が高い治療法とされています。副作用としては、軽度の紅斑や浮腫が一時的に現れることがありますが、これらは通常短期間で消失します。重要なのは、治療後の紫外線対策をしっかりと行うことです。紫外線を浴びることで再発するリスクがあるため、日焼け止めの使用が推奨されます。

 3. ピコレーザーの登場

-ピコレーザーの特徴

ピコレーザーは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位の非常に短いパルスでレーザーを照射する技術です。従来のナノ秒レーザーに比べて短時間で高エネルギーを放出するため、周囲の皮膚組織へのダメージを最小限に抑えつつ、色素細胞に効率よく働きかけます。

特徴は以下の通りです。

1. 超短パルス幅: ピコレーザーの最も顕著な特徴は、そのパルス幅が非常に短いことです。これにより、メラニン色素を瞬時に破壊し、皮膚への熱ダメージを最小限に抑えることができます 

2. 高い色素破壊力: ピコ秒の短いパルスは高エネルギーを集中して届けるため、メラニンを細かく破砕する効果があります。これにより、シミや色素沈着を効果的に除去することが可能です 。

3. 少ないダウンタイム: 熱ダメージが少ないため、治療後の赤みや腫れが軽減され、回復が早いのが特徴です。これにより、患者の日常生活への影響が少なくなります 。

4. 適用範囲の広さ: ピコレーザーはシミ治療だけでなく、刺青の除去や肌の若返りなど、多岐にわたる用途があります。特に難治性のシミや色素沈着に対して効果が高いとされています 。

ピコレーザーは、超短パルス幅によりメラニン色素を効果的に破壊し、皮膚へのダメージを最小限に抑えることができるため、シミ治療において非常に優れた選択肢と言えます。他のレーザー治療と比較しても、回復が早く、治療効果も高いため、特に難治性のシミや色素沈着に対して有効です。しかし、適切な治療法の選択は、患者の皮膚状態やシミの種類に応じて異なるため、専門医と相談の上で最適な治療法を選ぶことが重要です。

 

-ピコレーザーメリット

1. 高い精度: ピコ秒単位のパルスが色素細胞を効果的に破壊し、周囲の健康な皮膚に対するダメージを最小限に抑えます。

2. 治療回数の減少: 効果的に色素を破壊できるため、少ない治療回数で効果を実感できます。

3. 短いダウンタイム: 周囲の皮膚へのダメージが少ないため、治療後の回復が早く、日常生活への影響が少ないです。

4. 肝斑に特化した効果: 他のレーザーに比べて肝斑治療において炎症後色素沈着のリスクが低く、効果的です。

-ピコレーザーデメリット

1. 高コスト: 最新技術を使用するため、従来のレーザー治療よりも高額になることが多いです。

2. 限られた専門性: ピコレーザーを扱うためには特別なトレーニングと経験が必要なため、すべてのクリニックで提供されているわけではありません。

3. 効果の個人差: 皮膚のタイプや肝斑の状態によって効果が異なる場合があります。一部の患者には期待通りの効果が得られないこともあります。

4. 副作用の可能性: 一時的な赤みや腫れ、軽度の色素沈着や脱色が起こることがあります。

 

結論

ピコレーザーは、肝斑治療において高い精度と効果を発揮する最新のレーザー技術です。他のレーザー治療に比べてダメージが少なく、治療回数が少なくて済むため、多くの患者にとって魅力的な選択肢となります。しかし、高コストや専門性の高さ、一部の個人における効果のばらつきなど、注意が必要な点もあります。治療を受ける前に、信頼できる医師と十分に相談し、自分に適した治療法を選ぶことが重要です。

 

ご興味ある方は当院にお気軽にお問合せください。

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