高濃度αリポ酸点滴
高濃度αリポ酸点滴
アルファリポ酸は細胞のミトコンドリアに存在し、ビタミンB群の1つ(ビタミン様物質)として、糖をエネルギーに変えるのを助ける重要なエネルギー代謝に関わる抗酸化物質です。老化や様々な疾患の元凶とされる「糖化」に対する抗糖化作用が注目されています。
またアルファリポ酸は、肝臓の代謝を改善し、食中毒や重金属中毒では解毒作用を発揮、簡単に素早く吸収されることからフリーラジカルをすぐに中和、老化を遅らすエイジングケアにも適しています。
アルファリポ酸の強力な抗酸化作用(ビタミンCの400倍)は、体内で一度使われたビタミンCやビタミンE、グルタチオンを再生してリサイクルします。またアルファリポ酸は脂溶性・水溶性両方の性質を持つことから、あらゆる状況でフリーラジカルのダメージを防ぎ、脳や心臓をはじめとしてあらゆる臓器のあらゆる細胞の中で働きます。これが、様々な疾患に効果があると言われるゆえんです。
アルファリポ酸は加齢に伴い体内での生成が減少していきますので、30代以降の方には点滴での補充によってその効果は実感しやすいようです。
αリポ酸は細胞内にある「ミトコンドリア」内でエネルギー合成を担う補酵素として働いています。
体の中に入ってきた「糖」や「脂肪酸」を消費してエネルギーを産生させます。
過剰な量の糖を摂取すると十分に消費できず、体を構成するタンパクと結び着いてしまいます。
その結び付きによって、体が焦げる「糖化」が促進します。
糖と結びついたタンパクは劣化し、最終的に「AGEs」となって蓄積していきます。
これが老化や様々な病気の元凶と言われています。
αリポ酸は糖代謝を促進させAGEs生成を抑制させる 数少ない抗糖化物質なのです。
体に入った毒素はフリーラジカルとなって各臓器の細胞などを破壊してしまいます。
そこで肝臓などの細胞内にある抗酸化物質である「グルタチオン」が分解除去します。
しかし現代社会では様々な毒素が周囲に存在しています。
毒素の量が多い場合にはグルタチオンは容易に枯渇し、分解しきれなかった毒素は細胞を障害・破壊してしまいます。
αリポ酸には消費されたグルタチオンを再び機能するようにできる効果があります。
消費されたグルタチオンを再活性化することで、解毒を助けることができます。
アルファリポ酸の重要な性質の一つに有害金属の排出作用があります。
体内には、飲料水や魚、野菜といった食材に微量に含まれる水銀、鉛、カドミウム、ヒ素などといった有害金属が大部分は便として排出されますが、知らず知らずのうちに蓄積していきます。
蓄積した有害重金属は細胞やDNAを傷害し、また、活性酸素を発生させ、体調不良をはじめ様々な病気の原因となっています。
αリポ酸の有害金属除去=キレート作用は非常に強力に有害金属の除去を促します。
グルタチオンは体内の解毒・重金属排出の主役ですが、前述のように今の世の中では容易に枯渇しやすい状態です。
αリポ酸はグルタチオンの再活性化を促すことで、相乗効果を発揮してくれます。
活性酸素は体中の様々な場所で発生します。
ヒドロキシラジカル・スーパーオキサイド・過酸化水素など、様々な活性酸素が発生します。
しかし一種類の抗酸化物質で全てを除去できるわけではありません。
抗酸化物質は、それぞれの性質によって効果を発揮できる場所が異なります。
ビタミンC・グルタチオンは水溶性なので血液内や細胞内、ビタミンE・CoQ10は脂溶性なので細胞膜等と、効果が発揮できる場所が決まっています。
しかし、αリポ酸はどちらにも溶ける性質なので、体のあらゆる場所で抗酸化作用を発揮することができます。
αリポ酸は、細胞のミトコンドリア内でエネルギー作る酵素を助ける「補酵素」として働いています。
αリポ酸を摂取することで、糖や脂肪酸をエネルギーに変換する効果が高まります。
ブドウ糖や中性脂肪を燃焼させる効率が上がることで、基礎代謝を高めてくれます。
エネルギー産生能が高まることでパフォーマンスの改善につながるのです。
また、αリポ酸は非常に分子量が小さいため、BBB(血液脳関門)を容易に通過し、脳のエネルギー代謝も向上させてくれます。
αリポ酸は加齢に伴って体内での生成が衰えていきます。
急性および慢性肝炎、肝硬変などの肝障害の肝庇護の目的でも使用されます。また、強力な抗酸化作用と解毒(デトックス)作用から、アンチエイジング医療としても注目を集めています。
穿刺部位の痛みや灼熱感
まれに低血糖症状(冷汗、寒さ、震え、動悸など)
低血糖症に関しては、αリポ酸による「インスリン自己免疫症候群」のことで、ヒト白血球抗原DR4(DRB1*0406)を有する人がリポ酸やグルタチオンなどのチオール基(SH基)をもつ薬剤を服用した時に発症しやすい
※以下の方は、治療できない場合があります。
・妊娠、授乳中(妊娠の可能性がある場合も含む)の方
・糖尿病で服薬中の方
※問診の内容、医師の診察時の総合的な判断により治療できない場合があります。
点滴を行います。
アフターケアのご説明
特にありません。
点滴を行った患部を刺激しないようにしてください。
特に制限はありません。
医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
国内代理店経由になります。
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
穿刺部位の痛みや灼熱感、まれに低血糖症状(冷汗、寒さ、震え、動悸など)等