脂肪吸引後のフェイスバンドは必要?腫れを抑えるために知っておきたい術後ケア
- 2026年9月11日
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顔の脂肪吸引を受けたあと、
「フェイスバンドは本当に必要?」
「ずっと着けていないといけないの?」
「糸リフトと一緒に受けた場合も着けたほうがいい?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
顔の脂肪吸引後には、程度に個人差はありますが、腫れ・むくみ・内出血などが生じます。
フェイスバンドは、手術した部分を適度に圧迫することで、こうした術後の腫れやむくみを管理するために使用するケアのひとつです。
今回は、フェイスバンドを使用する理由やメリット、当院での着用期間、注意点について解説します。
なぜ脂肪吸引後は腫れるの?
脂肪吸引では、皮膚の下に細いカニューレを挿入し、余分な脂肪を吸引します。
その際、脂肪組織だけでなく周囲の皮下組織や細い血管、リンパ管などにも一定の刺激が加わります。すると身体は傷ついた組織を修復しようとして炎症反応を起こし、一時的に組織に水分がたまりやすくなります。
これが、術後にみられる腫れやむくみの主な原因です。
こうした腫れは、身体が回復していく過程で起こる正常な反応のひとつですが、顔は少し腫れるだけでも見た目の変化が分かりやすいため、ダウンタイムを気にされる方も少なくありません。
フェイスバンドは何のためにつけるの?
フェイスバンドの主な目的は、手術した部分を外側から適度に圧迫することです。
圧迫することで、組織の間に水分がたまりすぎるのを抑え、術後の浮腫を管理する働きが期待できます。
また、脂肪を取り除いた直後は、皮膚とその下の組織との間に一時的なスペースが生じます。適度な圧迫は、この部分を外側から支えるという意味でも術後ケアに用いられています。
ただし、フェイスバンドを装着すれば「必ず腫れが出ない」「血腫を完全に予防できる」というものではありません。
顔の脂肪吸引において、最適な圧迫期間や効果については十分に確立されていない部分もあるため、手術内容や術後の状態に合わせて適切に使用することが重要です。

フェイスバンドを使用するメリット
フェイスバンドによる適度な圧迫には、主に術後の腫れ・むくみを管理しやすくすること、脂肪吸引後の皮下スペースを圧迫すること、術後早期の回復をサポートすることなどが期待されます。
特に術後数日は腫れが出やすい時期です。当院では、ダウンタイム中の腫れをできるだけ管理しやすくするため、医師から特別な指示がない場合にはフェイスバンドの使用をおすすめしています。
当院でのフェイスバンド着用期間
顔の脂肪吸引のみの場合
当院では、術後3日間は基本的に終日着用していただくことをおすすめしています。
その後は、約1か月を目安に、ご自宅で過ごす時間や就寝時などを中心に着用していただきます。
仕事や外出中まで無理に装着する必要はありません。生活に取り入れやすい時間を利用しながら継続していただきます。
脂肪吸引+糸リフトの場合は?
脂肪吸引と糸リフトを同時に行った場合、当院ではフェイスバンドの着用を必須とはしていません。
糸リフトでは糸の固定位置や挿入方向などを考慮する必要があり、必要以上に強く圧迫することは避けたほうがよい場合があります。
一方で脂肪吸引も行っているため、術後の腫れを管理する目的で、医師の指示した位置・強さであれば、可能な範囲でフェイスバンドを使用していただくことをおすすめしています。
自己判断で強く締めたり、位置を変更したりせず、手術内容に合わせた方法で使用することが大切です。
「強く締めるほど効果的」ではありません
フェイスバンドは、強く締めれば締めるほどよいわけではありません。
過度な圧迫や位置のずれによって、痛みや皮膚刺激、発赤、しびれ、感覚の異常などが生じる可能性があります。
「しっかり圧迫したほうが早く腫れが引くのでは」と考えて必要以上に締めるのではなく、適切な強さで使用することが重要です。
フェイスバンド着用中に、次のような変化がみられた場合は、一度バンドを外し、クリニックへご連絡ください。
- 強い痛みやしびれがある
- 皮膚が白っぽい、または紫色になる
- 水疱など明らかな皮膚トラブルがある
- 片側だけ急激に腫れてくる
- 腫れや痛みが急に強くなった
特に急激な腫れや左右差の強い腫れが出た場合には、通常の術後浮腫だけでなく、血腫などの合併症がないか確認する必要があります。
脂肪吸引は術後ケアまで含めて治療です
顔の脂肪吸引は、手術が終わった瞬間に完成する治療ではありません。
術後には腫れやむくみが生じ、その後、時間をかけて組織が回復しながらフェイスラインが整っていきます。
フェイスバンドによる適度な圧迫は、その回復期間をサポートする術後ケアのひとつです。
大切なのは、「とにかく強く、長く圧迫すること」ではなく、「手術内容や術後の状態に合わせて、適切な強さ・期間で使用すること」です。
手術だけでなく、ダウンタイムまで含めてきれいな仕上がりを目指す。そのためにも、術後は医師の指示に沿って適切なケアを行いましょう。






