シミ取り後シミが濃くなる?!色素沈着を防ぐためのポイントを解説
シミ取り後にシミが濃くなる理由とは? 色素沈着を防ぐためのポイント
シミ取り治療後、「シミが消えるどころか、以前よりも濃くなった気がする」というお悩みを持つ方は少なくありません。この現象は、治療後に発生する色素沈着が原因である可能性が高いです。本コラムでは、色素沈着の原因や防ぐための注意点について詳しく解説します。
シミ取り後の色素沈着とは?
シミ取り治療後に見られる色素沈着は、肌が治療の刺激に反応して、メラニンを過剰に生成することで起こります。これは**「炎症後色素沈着(PIH)」**と呼ばれるもので、治療後の正常な経過の一部として見られる場合もありますが、適切なアフターケアが不足していると色素沈着が長引き、目立つ状態が続くことがあります。
特に、治療直後は瘡蓋(かさぶた)ができ、1~2週間で自然にはがれます。この間、シミが照射前より濃く見えることがありますが、瘡蓋が取れた後に色素沈着を防ぐケアを行うことで、きれいな肌を目指すことができます。
シミ取り後に気を付けたいこと
1. 瘡蓋を無理に剥がさない
治療後にできる瘡蓋は、肌の回復過程において重要な役割を果たします。しかし、瘡蓋を自分で無理に剥がすと、肌に刺激を与えてしまい、色素沈着が起こりやすくなります。
▶対策:瘡蓋は自然に剥がれるのを待ち、触らないように意識しましょう。
2. 指示された処置を適切に行う
治療後に処方される軟膏や薬の使用を怠ると、炎症が長引き色素沈着が悪化するリスクがあります。通常、治療後2週間はステロイド外用薬を使用し、その後はハイドロキノンやトレチノインなどで色素沈着予防を行います。
▶対策:医師の指示に従い、毎日適切にスキンケアを続けることが大切です。
3. お化粧による摩擦を避ける
治療後1~2週間、瘡蓋がある状態では、シミが一時的に濃く見えるため、ファンデーションやコンシーラーで隠したくなることもあります。しかし、化粧品を塗る際の摩擦が刺激となり、色素沈着を引き起こす可能性があります。
▶対策:必要最低限のメイクにとどめ、摩擦を避けるよう注意しましょう。
4. 徹底した紫外線対策を行う
紫外線は、色素沈着を悪化させる最大の原因の一つです。治療後の肌は特に敏感なため、屋外だけでなく室内でも紫外線対策が必要です。また、冬や曇りの日でも油断は禁物です。
▶対策:日焼け止めをこまめに塗り直し、帽子や日傘を活用しましょう。SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを選ぶと良いです。
5. 内服薬を適切に使用する
シミ取り治療の刺激により、肝斑が悪化したり、新たな色素沈着が生じることがあります。特に肝斑がある場合は、治療前にトーニングや内服治療(トラネキサム酸、ビタミンCなど)で準備をすることが推奨されます。
▶対策:医師の指導のもと、治療前後に必要な内服薬をしっかり摂取しましょう。
6. 喫煙を控える
喫煙は、血流を悪化させ、肌のターンオーバーを遅らせます。その結果、色素沈着が起こりやすくなるだけでなく、新しいシミができやすくなります。
▶対策:禁煙することで、肌の健康を保ち、治療効果を高めることが期待できます。
まとめ
シミ取り治療は、シミを改善する効果的な方法ですが、治療後の色素沈着を防ぐためには、適切なアフターケアが欠かせません。以下のポイントを意識しましょう:
1. 瘡蓋は自然に剥がれるのを待つ
2. 処方された薬を毎日使用する
3. メイクや摩擦を避ける
4. 万全の紫外線対策を行う
5. 内服薬で肌の準備とケアを徹底する
6. 禁煙して肌の健康を保つ
これらの対策を実践することで、色素沈着を最小限に抑え、きれいな肌を手に入れることができます。シミ取り治療を検討中の方や、治療後のケアに不安を感じている方は、ぜひ専門医に相談しながら正しい知識を持って進めてください。
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